[簡単な紹介]
死や孤独について書かれた文章に、若松さんの解釈を加えた26編のエッセイが連なる。普段は遠くにいる内なる声と対話することができた。
[出会った背景]
三浦にある古本屋汀線さんにて購入。想定とタイトルに惹かれた。読み進めていくと、汀線さんのインスタで引用されていた文章がここにあったことを知る。
[なぜ選んだのか]
おすすめの本を聞かれた時に紹介したいと思う本と初めて巡り合った。人によって少しずつ趣味嗜好が違う中で、どんな人にもレコメンドできる本だと思う。「読むことは、書くことに勝るとも劣らない創造的な営みである-p.32」と学び、読書への向き合い方が変わった一冊だったから。
[どんな人に読んで欲しいのか]
時間に物事に追われている人にこそ読んで欲しい。悲しさの渦中でどこかに明かりを探している人にそっと寄り添ってくれるはずである。宮沢賢治やリルケ、河合隼雄などの複数の作家・書き手が紹介されている。言葉に出会うためのブックガイドとしても。
[簡単な紹介]
技術やメディアの視点から人類史を解明する本。「ホモ・サピエンスは、その弱さのゆえに、かえって道具や火や言語を発達させ、生き残ったわけで-p.116」、これからのテクノロジーのあり方を考えるきっかけに。
[出会った背景]
黒鳥社の若林恵さんが聞き手となり、著者の岡本裕一郎さんと本著を解説する音声解説版ポッドキャスト『メディアの終わりの人類史:『哲学と人類』を読む 』を聴いた。
[なぜ選んだのか]